皮膚の仕組みって?
肌の仕組みなど知らなくてもニキビケアはできますが、肌には体の器官として とても大切な役割があります。その大切さを知った上で「普段からのケアがなぜ必要なのか?」 を考えていきましょう。
皮膚の構造を知ろう
全身の皮膚を広げると、なんとタタミ一畳分ほどの面積があります。
皮膚全体に病変が起これば熱が出たり血液検査に影響が出たりしますし、逆に内臓に病気 があれば皮膚に様々な変化が出ます。
皮膚が「内臓の鏡」といわれるのもそのためです。皮膚は、左図のように、外側から表皮、真皮、皮下組織の3つに分けられます。普通のスキン ケアで効果が得られるのは、表皮からせいぜい真皮までのとても浅い部分だけです。
しかも大部分は角層レベルまでです。表皮では、新しい細胞が古い細胞を表面に押し上げるように して常に新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。
皮膚の役割を考えよう
体を覆う器官である皮膚は、人間が生きていくうえで大切な役割を担っております。
外からの直接的な刺激、細菌や病原菌、紫外線、その他さまざまな物質から体を守 るためのバリア機能。体内の水分を保ち、外からの水分浸透を防ぐ、 老廃物を体外に排出する。体温調整。痛みや暑さ、痒みなどを認識するための触覚としての 役割などがあります。
多くの役割の中で最もスキンケアに関わりが深いのが、水分の侵入防御能力と保持能力です。 私たちが生活していく上で大きな役割を担う為、毎日毎日ダメージも蓄積されていきます。 ですので、毎日のスキンケアで皮膚を労わってあげることが大切になります。
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